【ポケポケ】ヘルガーを探求する【超克の光】

カード考察

ポケポケ最新弾「超克の光」で登場したヘルガーのAR(アートレア)が、

カッコよすぎる!!!

こんなにカッコいいのに使わないというのは無礼というもの。そこで今回、記念すべき第一回はヘルガーの強みを徹底考察し、その強みを最大限生かせるデッキを提案する。同じようにヘルガーを使いたいと思っている人の参考になれば幸いだ。

ヘルガーは通常絵もカッコいい

こちらも味わい深くて良き

目次

基本スペック

まずはヘルガーのテキストを見ていこう。

  • デルビルから進化可能な1進化ポケモン
  • HP100
  • ワザに必要なエネルギーは炎エネルギーを含む2つ
  • ワザの威力は60
  • 逃げるためのエネルギー(逃げエネ)は2つ
  • 炎タイプで弱点は水

、、、とずらずらと書き並べてみたが、このポケモンの特筆すべき点はワザ「おいつめる」の追加効果にある。なんとこのワザを受けたポケモンはにげることができなくなるのだ!

このワザの強さについては後述するが、相手の取れる選択肢をひとつつぶせるというのはそれだけで非常に強力だといえる。

だが、このカードをみて気づいた人も多いだろう。そう、すでに先駆者がいるのだ。

第一弾、「最強の遺伝子」で登場したアーボック。1進化である点からHP、ワザに必要なエネルギーにワザの威力、逃げエネに至るまですべて同じ。

果ては進化元のスペックまで同じときている。

唯一の違いは炎タイプなのか悪タイプなのか(それに付随して弱点も)だけ。

ヘルガーを活躍させるためにはアーボックとの差別化(つまり炎タイプである点)を考えることは避けては通れないだろう。

というわけで、ヘルガーにあってアーボックにはない、独自の強みを次項でしっかりみていこう。

「それ、アーボックで良くね?」とならないようにしたい

アーボックとの差別化

さて、まずは簡単なところから。

炎タイプであるヘルガーが弱点を突くことができるタイプと悪タイプであるアーボックが弱点を突くことができるタイプ、反対に弱点を突かれるタイプ(要するにタイプ相性)、これらを比較していこう。

炎タイプ(ヘルガー)悪タイプ(アーボック)
有利タイプ多くの草、鋼多くの超
不利(弱点)タイプ

炎タイプ(ヘルガー)ならば多くの草タイプポケモンと鋼タイプポケモンの弱点を突くことができる。鋼タイプにはディアルガexが、草タイプにはリーフィア、セレビィなど現環境で活躍しているポケモンが多数存在。

それに対して悪タイプ(アーボック)はというと、超タイプのポケモンの弱点を突くことができるのだが、現環境で超タイプのデッキはほとんど見かけない。(新弾でほぼ強化が入らなかった)

この点はヘルガーの大きな長所ではないだろうか。

現環境で多く見かけるポケモンに対して弱点を突けるかどうか、この差はデカい

では次に弱点を突かれるタイプ、ヘルガーの弱点は水だがはたして水タイプのデッキは環境に存在しているのか?

結論から言おう、存在している。

・水ポケモンは新サポートカード「カイ」によって大幅に強化された。その中でも「パルキアex」はランダム対戦でもよく見かける。

しかしながら、アーボックの弱点である闘タイプポケモンもアルセウスexのメタとして台頭してきている。

ということでここは互角ということにしておきたい。

ここまでタイプ相性をそれぞれ比較したが、この点だけでもヘルガーを採用する大きな理由になりえることがお分かりいただけたと思う。

だが、もうひとつ何か決定的な違いがほしいところ。

そこで、ヘルガーと相性の良い炎ポケモンを模索し、デッキレシピを公開しようと思う。

ヘルガーの相方は?

最初に結論を書こう、今回ヘルガーの相方として私が選んだのは「ヒードラン」だ。

こちらも新パック「超克の光」で登場した注目の一枚。

元々のワザの威力は2エネで40ダメージと大したことはないが、このポケモンがダメージを受けていると80ダメージを出すことができる。

加えて「アルセウス」「アルセウスex」が場にいるなら、にげるためのエネルギーがゼロになるという特性まで持っている。

HPも110と高く非常に優秀なカードだが、なぜヘルガーの相方として選んだのか?

ぶっちゃけるとヘルガーとヒードランには特段相性の良さというものはない。

ただヘルガーを主役にするのならできれば同じく非exの優秀なポケモンと組ませたい。

それはポケポケというゲームそのものの性質にあるためだ。

すでにピンときている読者もいると思うが初回なので次項で詳しく解説しよう。

ポケポケというゲームの勝利条件、敗北条件

ポケポケの勝利条件は先に3ポイントを先取するということ。逆に言えば先に3ポイントを取られると敗北してしまう。

3ポイントと聞くと、では先に3体ポケモンが気絶すると敗北するのかと思われるかもしれないが、必ずしもそうではない。

それはexポケモンが存在するためだ。

先ほどもしれっと出てきたディアルガex。テキスト下に注目

そう、exポケモンは気絶したときに相手に2ポイントを取られるのだ。

つまり、もし先にexポケモンが気絶した場合、後がなくなるということである。

これは紛れもないデメリットなわけだがその分HPやワザの威力が通常個体(非ex)よりも高くなる。

リザードンex(左)と通常リザードン(右): HPもワザの威力もリザードンexの方が高いことがわかる。

さて、このexポケモンが存在することで新たな考え方が生まれる。

それは効率の良いポイントの取られ方である。

先ほども述べたように例えばexポケモンが先に気絶すると2ポイントを取られ後がなくなるわけだが、その後に非exポケモンが気絶し、合計3ポイントを取られ敗北するよりも次もexポケモンが気絶し合計4ポイントを取られて敗北する方が理にかなっているよねということ。

これをいわゆる2-2進行という。

2-1進行よりも2-2進行の方が取られ方の効率が良い。

他にも効率の良いとされるポイントの取られ方があるため一覧で紹介しよう。

効率の良いポイントの取られ方

  • 1-1-1
  • 1-1-2
  • 2-2

※1-2や2-1と取られることはできるだけ避けたい。

この効率の良いポイントの取られ方をデッキ構築の段階から考えておくことは非常に重要だ。

、、、とここまで長々と説明してきたが本題に戻ろう。

要はヘルガー(非ex)を主役にするなら1-1-1か1-1-2と取られるような構築にしたいということなのだ。

それにぴったり合うと思ったのが「ヒードラン」だったということである。

デッキリスト

ということでデッキリストはこちら。

アルセウスexを入れることで1-1-2進行を意識して構築している。

どちらも同じカードだがレアリティが違う。私のデッキリストそのままを載せている。

もうお分かりだと思うが、ヒードランを採用するもうひとつの理由がアルセウスexを無理なく入れられるという点にある。

アルセウスexのワザ「アルティメットフォース」は無色3エネルギーで最大130ダメージを出すことができ、フィニッシャーとして申し分ない性能をしている。

基本的な立ち回りは「ヒードラン」「ヘルガー」で圧力をかけ、「アルセウスex」でトドメをさすというイメージだ。

◎ヘルガーと相性の良いカード

・ナツメ

言わずと知れた汎用カードだが、ヘルガーのワザ「おいつめる」との組み合わせは他のデッキを凌ぐこと間違いなし。

相手のベンチにいるまだ準備のできていないフィニッシャーを前に出し、逃げられなくすることで相手の戦略を大きく崩すことが可能だからだ。

また相手のバトル場にいるすでに準備のできているポケモンをベンチに引っ込め、逃げられなくすることで相手のフィニッシャーを出てこれなくすることも可能!時間を稼ぐことができる。

これらの理由から、このデッキにおいて「ナツメ」はぜひとも2枚入れたいカードだ。

このデッキの弱点

「アルセウスex」を採用するデッキ全般に言えると思うが、「アルセウスex」がスタートポケモンになるパターンが非常に弱い。ほぼ必敗の陣形である。

取れる選択肢は3エネつけて殴るか、2エネ使って逃げるか、諦めてベンチポケモンにエネルギーを回すか。どれを選んでもすでに相当きついことに変わりはない。

それを補うために「リーフ」を1枚採用している。

正直「ヒードラン」「ロトム」の特性(逃げるエネルギーをゼロにする)と役割が被っているためあまり入れたくはないが、やむなしといったところ。

「アルセウスex」を一枚にして「リーフ」を入れないという型も試してみたが、「ヒードラン」の特性が発動できるか確証がなく、戦術を組みにくいと感じたため、それならばと「アルセウスex」を2枚にし、「リーフ」を採用したという形だ。

一応「ヘルガー」を逃がしたり、「アルセウスex」が引けていないときに「ヒードラン」を逃がす目的で使うこともできる。

立ち回り

VSディアルガ軸

ディアルガexやファイヤーexなどバトル場でベンチをサポートするポケモンにはヘルガーのワザ「おいつめる」が刺さる。ほぼ確実に仕留めることができるだろう。特にディアルガexは先述したように炎弱点ということもあり大分有利な相手だ。

「ディアルガex」のワザ「ヘビーインパクト」をできるだけ打たせないように「ナツメ」でコントロールしつつ逃がさない。その隙に「アルセウスex」にエネルギーを貼っていく。手札に「アカギ」もあるため「ディアルガex」を2体気絶させれば「勝ち」という形がみえる。

VSセレビィリーフィア

種ポケモンが非常に少ないデッキ。今回画像はないが理想的な立ち回りとしては「ナツメ」でバトル場に「セレビィex」を出し、「ヘルガー」で退けなくする。これが決まればほぼ「セレビィex」は取れたようなものだ。

まとめ

いかがだっただろうか。「ヘルガー」は第1弾で登場した「アーボック」とほぼ同スペックだっただけに第4弾「超克の光」環境で活躍させることができるのかと初めこそ思ったものの、意外にも相手のプランを崩すことができ、それで勝てる機会が多かった。

環境的にも有利を取れる相手が多いのも好ポイント。

ちなみに現在進行中の5連勝イベントもこのデッキで無事達成することができた。

「カッコいいヘルガーを使ってみたい!」と少しでも思えてもらえたなら幸いだ。

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